理解されにくい摂食障害という病気

「摂食障害」と聞いて、
詳しく知らない人はどんなイメージを持つんだろう。

食べられなくて痩せていく病気?
過食する病気?
吐く病気?

意志が弱いだけ?
メンタルの問題?
食べ物を無駄にしている人?

実際、そんなふうに見られてしまうことも
少なくないと感じてきました。

私が過食が始まって、吐くようになった頃。

「ついに手を出してしまった。もう後には戻れないかもしれない」

そう思って、すごく怖かったのを覚えています。

どうしたらいいのか分からなくて、
お母さんに助けてほしくて。

当時あまり関係が良くなかった母でしたが、
意を決して打ち明けました。

「自分は摂食障害っていう病気だと思う」と。

すると、返ってきたのはビンタでした。

一瞬で、地獄に落ちたような気持ちになりました。

そして、「甘えんな!!!」という怒号。

そのとき私は、
「やっぱりこれは甘えなんだ」と思いました。

弱い自分が悪いんだと、
そう思い込むようになりました。

それからの私は、
病気のことを誰にも話せなくなりました。

母にはもちろん、他の人にも言えないまま、
ずっとひとりで抱えていました。

摂食障害だと打ち明けることは、
本当に勇気がいることだと思います。

それだけ、この病気には偏見があると感じています。

でも今は、
周りの人に理解されなくてもいいと思えています。

理解してもらえたらもちろん嬉しい。
でも、それは簡単なことではないとも思っています。

私が実際に回復できたのは、
同じように摂食障害を経験した人の存在が大きかったです。

経験した人の言葉は、
すっと入ってくることが本当に多かったです。

ひとりじゃない気がして、
心が軽くなったのを覚えています。

寛解した人の話を聞けたことで、
はじめて「自分も治るのかもしれない」と思えました。

だから今度は、
私もそういう存在になれたらと思っています。

あの頃の私みたいに、
ひとりで抱えている人に、少しでも届いたら嬉しいです。


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