過食スイッチ

「普通に食べるつもりだったのに」
突然訪れる過食衝動。
どこで入るかわからない“過食スイッチ”。
私は、過食スイッチがいつ・どこで発動するかわからないのが、本当に怖かったです。
「もういいや」
「どうにでもなれ」
突然、投げやりになるような不思議な感覚。
例えば、知人との外食中にスイッチが入る。
帰り道にコンビニで大量の食べ物を買い、過食しながら帰ることも何度もありました。
会社のお昼休みに、スイッチが入ってしまうこともありました。
一度スイッチが入ると、もう自分では止めることができません。
そして食べ終わったあとに来る、強い後悔と自己嫌悪。
「またやってしまった」
「なんて意志が弱いんだ」
当時の私は、そうやって自分を責めていました。
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でも今振り返ると、
あれは“意志の問題”ではなかったと思っています。
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飢餓によるスイッチ
体が飢餓状態にあるとき、過食が起きるのは自然な反応です。
今までずっと我慢を続けていたんです。
食べたいものを禁止して、
空腹を無視して、
「太らないように」と、ずっと体も頭も緊張させていた。
そんな状態で食べ物が入ってきたら、脳も体も一気に反応します。
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感情によるスイッチ
ストレスや不安によって、過食スイッチが入ることもあります。
強いストレスを感じると、脳は「辛さ」をやわらげようとします。
そのとき、セロトニン(精神を安定させる働き)や、ドーパミン(快楽や報酬に関わる働き)を補おうとして、食べることで、一時的に安心したり、気持ちを保とうとすることがあるのです。
つまり過食は、単なる“食べ過ぎ”ではなく、脳や心が自分を保とうとしている反応でもあるのです。
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過食スイッチは、体と心のSOSです。
体と心を守ろうとする反応です。
その反応は、あなたの意志が弱いからではありません。
ずっと我慢してきた体と心が、必死に反応しているだけです。
まずは、
「今まで我慢しすぎていたんだな」
「不安だったんだな」
「悲しかったんだな」
そんなふうに、自分の体や心を認めてあげるところから始めてもいいのかもしれません。

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