過食を治す順番

過食から回復していく順番についてお話しします。
過食には大きく分けて、
「体の過食」と「心の過食」があります。
⸻
「体の過食」は、栄養不足やカロリー不足からくる反動の過食。
言い換えれば、生理的な反応です。
「低体重じゃないのに過食してしまうんですけど…」
そう思う人もいるかもしれません。
でも、体重が低体重ではなくても、栄養の偏りがあれば過食は起こりますし、
過食のあとに絶食や制限を繰り返している場合も、過食を引き起こします。
「栄養を意識して食べているのに、まだ過食が止まらない…」
そう感じる人もいると思います。
でも、長年の栄養不足がすぐに回復することはありません。
脳が「もう過食しなくても栄養は入ってくる」と安心するまで、
少し時間がかかります。
3ヶ月ほどで落ち着く人もいれば、
半年以上かかる人もいます。
私の場合は、栄養を意識して食べ始めてから
過食衝動が落ち着くまでに、およそ8ヶ月かかりました。
長く感じるかもしれませんが、
今思い返すとあっという間でした。
⸻
一方で「心の過食」は、
ストレスや人間関係の悩みなど、
心のエネルギーが行き場を失ったときに起こる過食です。
こちらは、体の過食よりもずっと複雑です。
「体の反応」よりも、「心や思考の癖」に向き合う必要があるからです。
本当のストレスにふたをして、
食べることで紛らわす。
食べることで、なんとか自分を保っている。
私は、そんな状態でした。
カウンセリングや本を通して、
自分の心と向き合う時間を少しずつ持てるようになりました。
(本については、また別の記事で紹介したいと思っています)
今でも、強いストレスやショックな出来事があると、
摂食障害の“気配”を感じることがあります。
症状にまで至ることはありませんが、
そんなときは、ショックを受けた自分をそのまま受け止めるようにしています。
難しいことはしていません。
「あの出来事や、あのとき言われた言葉が、
自分にとってすごくつらかったんだな」と、
ただ自分に言葉をかけるだけです。
そして、
「今日はちょっと楽をしてもいいか」と、
少しだけ自分にやさしくしています。
ショックを受けた自分を、否定しないようになりました。
どんな感情も、
まずは否定せずに受け止めること。
それは、回復の中でとても大切なことでした。
また、
「○○を食べたら太る」
「○時以降は食べてはいけない」
こうしたダイエット情報に縛られるストレスも、
過食の引き金になることがあります。
思い込みや極端なルールを手放していくことも、
回復にとって大切なステップです。
⸻
過食を治していく順番は、
体の過食 → 心の過食
です。
まずは、体の過食を優先的に整えながら、
心の過食にも少しずつ向き合っていく。
そんなイメージです。
つまり、まずは「食べること」から。
その結果、過食になってしまっても、
吐いてしまっても大丈夫です。
少しずつでいい。
焦らなくて大丈夫です。
あなたのペースで、
一歩ずつ進んでいきましょう。

コメントを残す